はらぺこあおむしで有名な、エリック・カール。
彼の絵本美術館/ THE ERIC CARLE MUSEUM OF PICTURE BOOK ART へ行ってきました。
NYCからちょっと遠いけど、がんばって車に乗ってくれたね。
ママが行きたかったところに付き合ってくれて、どうもありがとう。
スポンサーリンク
{tocify} $title={Table of Contents}
エリック・カール・ミュージアムの場所
はらぺこあおむしなどで有名な、エリック・カール。
彼が作ったエリック・カール絵本美術館/ THE ERIC CARLE MUSEUM OF PICTURE BOOK ARTが、マサチューセッツ州にあります。
グーグルマップで調べてみると、マンハッタンのクライスラー・ビルから、車で2時間50分と出てきました。
ところが実際には、行きも帰りもところどころで渋滞があって、1時間半ほど余分にかかってしまいました。
移動する時間帯を間違えてしまったのかなぁ。
入場料について
2023年9月現在、入場料は大人が12ドル、子ども(1〜18歳)は8ドルです。
この記事を書くにあたって知ったのですが、公式ページの Free and Discounted Admission というページで、
Buy one adult Museum admission, get one youth Museum admission free
と、大人一人分のチケットを買うと、子ども一人分が無料になるクーポンがあると紹介されていました。
Coupons for Fun のサイトから、Massachusetts → THE ERIC CARLE MUSEUM OF PICTURE BOOK ARTの Download coupon をクリックすると、クーポンがあります。
美術館の様子
ここから、エリック・カール絵本美術館の様子をご紹介しようと思います。
入り口付近には、はらぺこあおむし仕様のビートルが置かれていました。
きれいな館内。
顔出しパネルなどもありました。
子どももたくさん楽しめる
エリック・カール絵本美術館は、子どもがたくさん楽しめる場所でした。
展示室にも遊べるスペース
展示室の中には、各展示のテーマに関連して、
- 絵を描くスペースがあったり
- 人形劇ができるようになっていたり
と、ただ絵を見る空間だけではない工夫がされていました。
「どこへいくの?ほんをつくりに!」というコーナー|Eric Carle Loves Japan の展示 |
気に入ったものを写生をしてみようーThe Art & Storytelling of Claire A. Nivola の展示 |
人形劇をしてみようーHorse Tales: Galloping into Children’s Books の展示 |
絵本の図書館
美術館の奥には、かわいい図書館がありました。いろんな絵本が置かれています。
図書館の中では、読み聞かせをしてくれる時間もあります。
うちの子も参加してみたのですが、今回は1冊しか集中力が持たずに退散。
外でお散歩
外には、素敵なお庭もありました。
散歩も楽しめますし、子どもが好きな音のなるものが置かれています。
絵を描くお部屋など
水彩画などを描こう、というお部屋/ The Art Studio もありました。
部屋には担当の方がいて、こんなテーマで書こうねなどという話をしてくれます。
筆を持って水彩画を描くのは楽しかったようで、何度かこの部屋に入って好きなだけ描かせてもらいました。
筆を持って水彩画に挑戦しているのを初めて見て、ママは感動しました!
私自身も、いつ振りか分からないほど久しぶりに水彩画に挑戦しました。
絵には苦手意識がありましたが、描きはじめてみると意外に楽しかったです。
3世代で訪れた家族が、みんなで一緒に絵を描いているテーブルも見かけました。
平和ですてきな風景でした。
*このお部屋で書いた絵は、持ち帰ることもできます。
また、館内のグレート・ホール / The Great Hall には、いろんな形のフェルトを自由に貼れるようになっているボードがありました。
小さな子どもでも、いろんな形のアートに触れられる場所だなぁと思いました。
ちなみにこの写真の外に見えている木は、Japanese maple trees なのだそうです。
The six Japanese maple trees outside our Great Hall (Eric Carle ❤️ Japan より)
スポンサーリンク
展示について
Exhibitions
この美術館では、時期によって、いろいろな展示が企画されているみたいです。
公式ホームページの Explore Art から Exhibitions を開くと、
CURRENT|UPCOMING|ONLINE|TRAVELING|PAST
のところでそれぞれ、どんな展示があるか見られます。
私が訪れた時は、Eric Carle ❤️ Japan の展示をしていました。
この展示については別記事で書こうと思います。
エリック・カールの人生
「もっとゆっくり見てみたかったな」と思っているのが、エリック・カールさんの人生について書かれているコーナーです。
ただの人物紹介のコーナーではなく、たくさん描かれているイラストがとてもかわいらしくて、楽しく見ることができます。
こちらは、エリック・カールさんとあおむしを描く手順の写真です。
同じようなあおむしの写真が、こちらの Photo Galleryというページの How I create my pictures でも見られます。
いろんな豆知識も書かれていました。例えばこんなふうです。
Carle often hid “C” and “R” in his artwork, …
”エリック・カールには最初の奥さんとの間に子どもが2人います。彼のアートワークに時々隠されているCとRは、子どもたちの頭文字です。”
He dedicated The Very Hungry Caterpillar to her.
”エリック・カールには21歳年が離れた妹がいます。はらぺこあおむしの本は、彼女のために書きました。”
家にあるはらぺこあおむしの絵本を開くと、確かに "For my sister Christa" と書かれていましたし、いわむらかずおさんとエリック・カールさん共著の絵本『どこへいくの? To See My Friend!』では、男の子のシャツにCRという文字が描かれていました。
こんな心温まる文章もありました。
I get funny letters. One child wrote me from Texas and said, ‘I’d like to visit you, but I’m not allowed to cross the street.’
”楽しいお手紙をたくさんもらうんだ。テキサスから手紙をくれたある子どもは、’あなたに会いに行きたいんだけど、道を渡るのもだめって言われてるんだ ’ って書いてたよ”
*公式サイトの About Eric Carle で EARLY YEARS、ARTISTIC PROCESS などをクリックすると、このコーナーで書かれていたものの一部を読むことができます。
*The Official Eric Carle Website にも、写真がたくさん載っています。
食事もできるよ
こちらの絵本美術館は、食事などを持ち込んでもいいそうです。
Eating and drinking are welcome in the cafe and outdoors.
外にも中にも、机と椅子が置かれていたり、ちょっとしたものが買える自動販売機もありました。
*出入りは自由にできるので、外に買いに行くこともできます。
*すぐ近く(車で2分ほど)に、Atkins Farms Country Market というスーパーあり
*スーパーと同じ場所に、アイスクリームやさん Orchard Run Ice Cream も!
ショップも楽しい
絵本その他が置かれていたショップ。
いろんな絵本も置いてありました |
どれも可愛くて可愛くて、長い時間いられそうでした。
私が訪れた時は、Eric Carle Loves Japanの展示をしていたからか、折り紙や傘など日本にありそうなものや、『どこへいくの? To See My Friend!』のカードなども置かれていました。
オンラインのショップ The Carle Bookshop では、Eric Carle Loves Japan 関連のものが今も販売されているようです(こちらです)。*2023年9月現在
チェックアウトのページに進んでみると、日本の住所も入れられるようになっていました。日本へも送れるのかな。
NYでも楽しめるエリック・カールの世界
いま、NY市内でもエリック・カールの世界を楽しむことができます。
NYのロウアー・マンハッタンにある、サウス・ストリート・シーポート・ミュージアム。
その館内に、エリック・カールの部屋があります。
このエリック・カールの展示は、2024年の4月までと書かれていました (Exploring Our Waters with Eric Carle より)。
行ってきた時の記事はこちらです。
まとめ
エリック・カール絵本美術館/ THE ERIC CARLE MUSEUM OF PICTURE BOOK ART のご紹介をしました。
この美術館では、鑑賞するだけではなく、手を動かして何かをすることができるのがとてもよかったです。
館内で見かける子どもたちはみんな楽しそうにしていましたし、もちろん大人だけでも楽しめそうな美術館だと思います。
絵本の美術館だけあって、とにかくほんわかと平和な時間が流れている空間でした。
同じく絵本の美術館、日本にある、いわさきちひろさんの美術館『ちひろ美術館・東京』へ行った時の記事はこちらです。
おまけ
ママは全く絵が描けないのですが、絵を見るのは結構好きです。
(最近気がついたんだけど、どんなことでも”できない”っていうのは良くないよね、一緒にお絵描きして楽しもうと思います。)
この美術館だけじゃなく、ぼーっと絵を見る時間はなかなかいい時間だと思ってるよ。
今回行ったエリック・カール絵本美術館は、時期によっていろんな展示会をしているようなので、ちょっと遠いけどまた行ってみたいなと思ってます。
また付き合ってもらえると嬉しいな。