ニューヨークのロウアー・マンハッタンにある、有名な絵本作家エリック・カール/ Eric Carle の ”discovery room” へ行ってきました。ルームというだけあって広くはありませんが、2歳児がふらっと立ち寄るのには良かったです。
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サウス・ストリート・シーポート・ミュージアムの場所
ロウアー・マンハッタンの、サウス・ストリート・シーポートに、サウス・ストリート・シーポート・ミュージアム/ South Street Seaport Museum があります。その中に、”Seaport Discovery: Exploring Our Waters with Eric Carle” というコーナーがありました。
ミュージアムとはいっても、人によっては5分くらいで回れそうなくらいとても狭いので、びっくりされるかもしれません。エリック・カールの部屋は、このミュージアムの入ってすぐ右側にあります。
エリック・カールの部屋の対象年齢
公式ページには、
Seaport Discovery: Exploring Our Waters with Eric Carle is designed specifically for children aged 2–7 and their adults.
2-7歳を対象にデザインされている、と書かれています。
入館料
建物の入り口には、無料 /FREEと書かれていました。
が、ウェブで見てみると、入館料は、任意の金額になっているようです。
任意とはいっても一応目安はあって、大人18ドル、3〜17歳の子どもは5ドルと書かれています(2023.04現在)。
例えばメトロポリタン美術館では、任意の金額を選べるのはニューヨーク在住者など条件があり、証明も必要ですが、ここは誰でも任意です。
あらかじめ、ウェブで申し込むこともできます。その際は、
- 全額
- 半額
- 1ドル
の中から選べるようになっています(2023.04現在)。
また、
board and tour the 1885 tall ship Wavertree and the 1908 lightship Ambrose
と書かれていて、このチケットで、ミュージアム近くのピアに置かれいてる昔の船のツアーにも、無料で申し込めるようです。
discovery roomの様子
部屋のテーマはヤドカリとアヒルの絵本
部屋は、エリック・カールの絵本、
の2冊がテーマになっていました。
こんな部屋でした。
ここにはヤドカリ/ hermit crabが展示されているようなのですが、私が訪れた時はコロナの影響か、水槽の中にhermit crabはいませんでした。
The Friendly Floatees と10 Little Rubber Ducks
1992年、香港からアメリカ西海岸ワシントン州に向かっていた貨物船から、カエルやビーバー、カメ、アヒルなどの浮かべるおもちゃが、たくさん海に落ちてしまいました。その数、28,800。
たくさんのアヒルたちなどが海をただよい、漂白され白くなりながらも、年月をかけ、世界の各地にたどり着いたのだそうです。アメリカの東海岸にも8年後に漂着したとか。
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©︎ NordNordWest |
海に落ちてただようことになった”Friendly Floatees”たち。エリック・カールの『10 Little Rubber Ducks/ 10このちいさなおもちゃのあひる』は、そんな話が元になって書かれた絵本なのだそうです。
*以上は、館内の説明書きとWikipedia より
discovery roomの中の様子
下は、このエリック・カールの部屋で撮った写真です。
ちょっとしたおもちゃも置かれていました。
アヒルさん何匹分?と身長をはかったり、船の舵で遊べます。
地面のこの画像は、違う絵に変わります。
海の動物たちーエリック・カールの絵と、実際の写真。
エリック・カールの紹介と、絵本。
カードを好きなように並べて、自分なりのお話を作ってみよう、というコーナーもありました。
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サウス・ストリート・シーポート・ミュージアムの様子
ミュージアムでは、サウス・ストリート・シーポートの歴史なども知ることができます。以前、印刷業が盛んだったようで、こんな展示もありました。
ちょっとした売店もあります。
建物の入り口には、2012年ハリケーン・サンディの時に、ここまで水がきたという印も書かれていました。この地域が、甚大な被害を受けたことが分かります。
エリック・カールの世界に触れられる他の場所
ニューヨーク州生まれのエリック・カール。彼の美術館「エリック・カール絵本美術館/ THE ERIC CARLE MUSEUM OF PICTURE BOOK ART」は、ニューヨーク市から車で3時間ほどの、マサチューセッツ州にあります。
また、日本の二子玉川には、インドアプレイグラウンド施設「PLAY! PARK ERIC CARLE」があるんですよね。すごく気になってます。帰国した時に、機会があったら行ってみたいです。
まとめ
こんな記事を書いておいて何ですが、本当に全然広くないですし、週末でもあまり人もいないし、入って来てもちらっと見て帰っていく人がほとんどでした。
エリック・カールが好きすぎる人や、子連れで周辺を訪れたときに、子どもの気分転換のために行くくらいがおすすめかもしれません。
このミュージアムの周辺エリアも、見どころがいろいろあるので。我が家は、Pier 17 /ピア17のパンプキン・アーチを見に行ったついでに寄りました。
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うしろに、ブルックリン・ブリッジやマンハッタン・ブリッジが見えます |
とはいえ、うちの子どもはなかなか帰らせてくれなくて、楽しんでいたようでした。親としても、エリック・カールの絵は好きだし、子どもにも気に入ってもらえたみたいなので、行って良かったと思います。
ニューヨークにも、エリック・カールの世界に触れられる場所がある、というのは嬉しいです。
『はらぺこあおむし』で有名なエリック・カール。他に、こんな本も良かったよ、というご紹介を、ジャネット初登場とバッドプレイスの音声ーThe Good Place 1-1-12|エリック・カールの絵本の記事で書いています。よかったらそちらもご覧ください。
東京では、いわさきちひろさんの美術館へも行きました。