前回、マイケルとジャネットから、さんざんなことを言われてしまった、チディ。
さすがに落ち込んでしまったようです。
今回はそんなお話です。
前回はこちらです。
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1-3-14. スクリプトと訳
第1シーズン
第3話『Tahani Al-Jamil』だいたい13分〜14分のところ
Eleanor: ”Hey, man. What’s wrong?”
やぁ。何かあった?
Chidi: ”Am I a good teacher? Am I clear? Do I make sense?”
僕はいい先生かな?明瞭?わかりやすい?
Eleanor: ”Yeah, you’re a great teacher. I’m super ethical now.”
うん、あなたは素晴らしい先生よ。私、今、すごく倫理的だもん。
Chidi: ”What’s that?”
それは何?
Eleanor: ”Hmm? Nah, don’t worry about it. I stole Tahani’s diary. So I could see if her handwriting matches the note and also read about all the mean and terrible things she’s definitely done, so I can prove she’s actually evil. What do you think that means?”
え?気にしないで。タハニの日記を盗ったの。彼女の筆跡があのメモと一致するか、分かるわ、それに、彼女が絶対やってる意地悪でとんでもないことも全部読める、それで、彼女は実際に邪悪だって証明できるわ (*1-3-6参照)。あれは何を意味してると思う?
Chidi: ”You stole Tahani’s diary.”
君はタハニの日記を盗んだ。
Eleanor: ”I know I broke some ethical rule, but I had good reason.”
ちょっとした倫理のルールを破ったのは分かってる、でも、正しい理由があったの。
Chidi: ”Eleanor, in order to be a good person, you have to do good things. And not stealing people’s stuff, that is just a basic kindergarten rule. I mean, do I also have to tell you to not throw sand?”
エレノア、いい人になるためには、いいことをしないといけない。で、人のものを盗まないっていうのは、ほんとに基礎的な、幼稚園のルールだ (*1) 。えっと、砂を投げちゃいけないよ、っていうのも教えなきゃいけない?
[”credit: NBC”]
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1-3-14. 日本語訳についての補足など
1. kindergarten イコール幼稚園ではない?
日本で英語を勉強していた頃、kindergarten は幼稚園、って覚えていましたが、子どもが学校に通うようになり、正確にはちょっと違うんだなと知りました。
Wikipedia によると、
In most schools, children begin kindergarten at age five for one year.
”ほとんどの学校で、子どもたちは、5歳のときに、1年間の kindergarten が始まる”
何が言いたかったかというと、kindergartenは1年間だということです。
日本語で幼稚園というと、2〜3年のイメージがあったので。
ちなみに、kindergartenの前の学年は「Pre-K」、その一つ前は「3K」と呼ばれています。
まぁ面倒なので、日本の家族など話すときは、 「3K」も「Pre-K」も「K (kindergarten)」も全部「幼稚園」とひとくくりにしてしゃべってますけどね。
保育園は通わせなかったのでよく知らないのですが、デイケアと呼ばれるところが保育園に近いのかな?という勝手なイメージを持っています。
とにかくバカ高い、といううわさを聞いて、我が家は調べることもしませんでした…。
3Kから、近所の無料のところに通ってもらっています。
余談ですが、うちの近所にあるいくつかのkindergarten は、どこも、(公立の)小学校に付属しています。
3KやPre-Kは、付属しているところもあるし、していないところもあります。
*私立のことや近所以外のことは、ちょっと分からないです
そもそも、アメリカでは、教育システムが州や市によって違うらしくて。
例えば、こちらの State Education Practices (SEP) という資料によると、Compulsory school age(義務教育の始まる年齢、と解釈したのですが合っていますでしょうか) すら、州によって違うみたいです。
学校のお話に関して、どこまでが「アメリカの普通」に当てはまるのか私には全然分からないので、
「この人が住んでいるところはそうなんだなぁ」
くらいで読んでもらえるとありがたいです。
幼稚園といえば。
NY市に住んでいると、公立幼稚園の申し込みなどで、ニューヨーク市教育局 (NYC Department of Education:NYCDOE) のお世話になります。
以前、何も分からなかった頃、NYCDOEのウェブセミナーに参加したこともありますが、分かりやすくて助かりました。
そんなNYCDOE、インスタのアカウントなどを持っている、とこの記事を書いていて知りました。
日本でいう、お住まいの市の教育委員会のインスタ、みたいなイメージでしょうか。
あまり需要があるとは思えませんが、一応ご紹介しておきます。
今日のひとこと
今回は、そんなに言及する言葉などもなかったので、アメリカの幼稚園のことについて少し書いてみました。
住んでいるとわかりやすいことってやっぱりあると思うので、そんなことも、ここでお伝えできたらいいなと思っています。
さて、今回のお話では、
「かわいそうに、エレノアの言動は全然なぐさめになってない」
って思いました。
このあと、どう展開していくのでしょうか。
チディ、なんとか元気を出してくれたらいいなと思います。