グッドプレイスとバッドプレイスーThe Good Place 1-1-3|海外ドラマで1分間の英語学習

前回は、「ダグ・フォーセットという人物だけが、死後の世界をほぼ言い当てたんだ」とマイケルが話したところで終わりました。

ダグってどんな人なのかというと…。

それに、エレノアは今、一体どこにいるのでしょうか。

今回はそんなお話です。


前回の日本語訳はこちらです。



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1-1-3. スクリプトと訳

『The Good Place』シーズン1

第1話『Everything is fine』約2〜3分のところ

Eleanor: Um, Who.. who’s Doug Forcett?

あー、あの..、ダグ・フォーセット (*1) って誰ですか?

Michael: Well, Doug was a stoner kid who lived in Calgary during the 1970s. One night, he got really high on mushrooms, and his best friend, Randy, said, “Hey, what do you think happens after we die?” And Doug just launched into this long monologue where he got like 92% correct. {chuckles}  I mean, we couldn’t believe what we were hearing. That’s him, actually, right up there. He’s pretty famous around here. I’m very lucky to have that.  {chuckles}

えっと、ダグは大麻をよく吸うガキで (*2) 、1970年代にカルガリーに住んでいた。ある夜、彼がクスリですごくハイになっていたときに (*2) 、親友のランディーが、「死んだらどうなると思う?」って聞いたんだ。そしたらダグは長い一人語りをはじめたんだけど、それが92%正しくてね。{含み笑い} いやー、私たちも耳を疑ったよ (聞いていることが信じられなかったよ)。あれが彼だよ、ちょうどそこに。彼はここではとても有名なんだ。あの絵を手に入れられて、僕はとてもラッキーだよ。{含み笑い}

Eleanor: So..

それで…

Michael: {chuckles}

{含み笑い}

Eleanor: Maybe my biggest question. Am I.. I mean, is this... {指を上にさす} Or... {指を下にさす}

これは私が一番気になる質問かも。私は…つまり、ここは… {天国?} それとも...  {地獄?}

Michael: Well, it’s not the heaven-or-hell idea that you were raised on. But generally speaking, in the afterlife, there’s a Good Place and there’s a Bad Place. You’re in The Good Place.

えっと、あなたが慣れ親しんできた、天国か地獄かという思想ではないんだ (*1-1-9) 。でも概して、死後の世界には、Good PlaceとBad Place (*3) がある。あなたは”The Good Place”にいるんだよ。

Eleanor: {exhales sharply}

短く息を吐く

Michael: You’re okay, Eleanor. You’re in The Good Place.

エレノア、大丈夫。あなたは ”The Good Place” にいるんだ。

Eleanor: Well, that’s good.

えっと、それはよかった。

Michael: Sure is. {laughs} Okay, let’s take a walk, shall we?

ほんとだね (*4) 。{笑う} じゃあ、ちょっと外を歩こうか?

Eleanor: Oh, did I have a purse? No, I’m dead, right. Okay.

あ、ハンドバック持ってたっけ?持ってないか、亡くなったんだった。そうだった。

[出典: NBC]


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1-1-3. 補足


1. つづり字「ou」の発音 [ʌ]

Doug の「ou」は [ʌ]と読み、他にはこんな単語があります。

enough, country, double, touch, cousin など。

[ʌ] という発音記号は、ルミナス英和辞典つづり字と発音解説によると、

(米)では口をあまり開けずにやや奥の方で「ア」と発音する。(英)では下の位置がこれより前よりで、日本語の「ア」でよい

なのだそうです。

とにかく、アメリカの発音っぽくするには、普通に「ア」というのではなく「口をあまり開けずにやや奥の方で発音する」ように気をつけようと思います。

*つづり字「ou」には、他の読み方もありますが、今回は割愛します。ゆっくり学んでいきます。

*前回は、つづり字「ow」の発音 について書きました。下に書いたようないろんな理由から、発音もちゃんと学びたいと思っています。


2. stonerの意味

Merriam-Webster より、

a person who habitually uses drugs or alcohol

”クスリやアルコールの常習者”

DICTIONARY.com より、

Slang. a person who is habitually high on drugs, especially marijuana, or alcohol; a person who is usually stoned.

”スラング。クスリ(特に大麻)やアルコールの常習者;いつもハイになっている人”

次の文に出てくる mushroom については、悪い世界のことはよく分からないので、クスリと訳しておきました。まぁ知らなくてもいいかな…。


3. Good Place と Bad Place

日本語にしたら、いいところと悪いところ、とでも言うのかなと思うのですが、

  • Good Place (グッド・プレイス) 
  • Bad Place (バッド・プレイス) 

の方がなんとなくしっくりくるように思ったので、今回はそのままにしておきました。


4. 単語が省略されている文 -2

マイケルのセリフ、Sure is. について。

gymglish によると、

It sure is" is often shortened to just "Sure is.

” "It sure is” は "Sure is” と省略されることもある”

"It sure is” の意味は、

Definitely! Absolutely! It certainly is!

などと書かれています。

”本当だね、本当にそうだね” そんな感じでしょうか。


単語が省略されているセリフは、The Good Place 1-1-1 にも出てきました。よかったらご覧ください。


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今日の豆知識


宗教ではなく倫理・哲学のコンセプトでコメディーを

グッド・プレイスと、バッド・プレイスについて、なのですが。

マイケルは 「it’s not the heaven-or-hell idea」と言っているけれど、正直なところ、天国と地獄という発想とそう変わらないのでは?と思ってしまいました。

ですが、ポッドキャストを聞いていたら、クリエイターの人が、

”事前に、様々な宗教の資料をたくさん読みあさった結果、宗教ではなく倫理・哲学の面からアプローチするコメディー番組にすることにした。”

というようなことをお話ししていて。

天国と地獄に似てはいるけれど、あえて違う、Good Place と Bad Place という名前にしたのかな、と思っています。

それにもしかすると、天国と地獄だと、特定の宗教のお話になってしまう?とかそんな理由もあるのでしょうか。


Michael Schur/ マイケル・シュアとポッドキャスト

先ほど触れたクリエイターというのは、オープニングに出てくる Michael Schur/ マイケル・シュアという人です。

グッドプレイスのオープニング、Michael Schur/ マイケル・シュアの名前
The Good Place: NBC


彼は『The Office』にもずっと関わっていて、脚本も書いていたみたいです (Dunderpedia: The Office Wiki) 。

しかも、少し出演までしてました。

確認して、「あー、この人、いたいた!」ってなりました。

びっくりだし、なんかすごい。ファンになってしまいそうです。

The Office も好きな海外ドラマです


また、先ほど書いたポッドキャストというのは

The Good Place: Ch. 1: Michael Schur

というポッドキャストです。

”show creator and architect of The Good Place” 

”このドラマの制作者であり、”The Good Placeの設計者” 

でもある Michael Schur/ マイケル・シュアが、このコメディーのコンセプトについて、

なんとなく上で書いたようなことを話していた、と理解しています。

長くなるので割愛しますが、このポッドキャスト、私が聞き取れる範囲では興味深い話がたくさんありました。

例えば、マイケル・シュアが、テレビ局から「どんな話でも好きに作っていいよ」と言われて作ったのがこのドラマだ、とか。

機会があったら、そんな話も書いてみたいです。


ダグの肖像画の小ネタと実際のエピソード

肖像画の人物 Doug Forcett : NBC
肖像画の人物 Doug Forcett : NBC

肖像画の人物として出てきた Doug Forcett は、Noah Garfinkelといって、writer/ 脚本家なんだそうです。

彼のツイッターのアイコンは、The Good Place に出てくる肖像画と本人が一緒に写っている写真になっていました。

ところでマイケルの部屋に飾られているこの肖像画のタイトル、

DOUG FORCETT

CALGARY

----------------

CLOSEST GUESS  ( ← 一番近いところまで言い当てた人)

10/14/72

って書かれています。

そんな細かいところまで、作り込まれているんですね


IMDbのページによると、Noah Garfinkel は、以前私が見ていた海外ドラマ『New Girl』に、制作側として関わっていたそうです。

知らなかったことがつながっていくのってなんかうれしい

ところで、ダグは、シリーズ後半にも出てきます。

「あー、あの人だ!」ってなると思うので、そういう意味でも、「ダグ・フォーセット」というのは、覚えておいて損はない名前です。


ー追記です (2022.05.20) ー

というか、『New Girl』で一緒に働いていたのが、 Michael Schur/ マイケル・シュアの奥さん J. J. Philbin 。

彼女もプロデューサーや脚本家で、New Girl だけではなく、『The O.C.』『Heroes』 などにも関わっていたようです。

すごい夫婦ですね

こちらの記事によると、Noah Garfinkel は、グッドプレイスの writer-producer の Joe Mande から、

We need to take a picture of someone who looks like a '70s stoner. Can you come to the Universal lot and do that?'

”70年代の stoner (*2) みたいな見た目の人の写真が欲しいんだよ。ちょっとこっちに来て写真を撮らせてもらえない?”

というテキストメッセージを受け取って。

だから、

I had to approach [New Girl showrunner] Liz Meriwether and ask her if I could leave work early to go have my picture taken for another show.

”New Girl の上司に、仕事をちょっと早く上がって、違うテレビドラマのために、自分の写真を撮られに行ってきてもいいですか?って聞いたよ”

なんだとか。

おもしろいエピソードだなと思うと同時に、アメリカ社会って、やっぱりつながりが大切なのかなぁと再認識させられました。



今日のひと言


海外ドラマ「グッドプレイス」で英語学習|選んだ理由6つとは?』で、長いセリフも出てくる、と書きました。


前回に続いて今回も、まさにそんな長いセリフが続きました。

短いセリフだけではなく、長めのセリフを聞くこともきっと勉強になる、と思いながら続けようと思います。


次回は、マイケルがエレノアに、Good Place の街を案内します。Good Place ってどんなところなのでしょうか。


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