前回まで、マイケルによる初日のオリエンテーションがありました。
今回は、エレノアとマイケルが外を歩くシーン。 バッドプレイスにはどんな人がいるの?という話をします。
名前が挙げられた人の中には、もしかしてそういうことだったのかな、と思うような人物も…。
前回 (TGP1-1-6) の記事はこちらです。
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1-1-7. スクリプトと訳
第1シーズン
第1話『Everything is fine』だいたい6〜7分のところ
Eleanor: So who is in The Bad Place that would shock me?
それで、バッドプレイスにいる人の中で、私が聞いたらびっくりしそうなのは誰?(*小ネタ1)
Michael: Uh.. Well, Mozart, Picasso, Elvis, basically every artist ever, uh, every US president except Lincoln.
えっと、そうだね、モーツアルト、ピカソ、エルビス、基本的に芸術家はみんなそうだし、えーっと、リンカーン以外の歴代のアメリカ大統領もだね(*小ネタ2, 3 ) 。
Eleanor: That sounds about right. What about Florence Nightingale?
そんなものかな。フローレンス・ナイチンゲールはどう?
Michael: It was close, but, no, she didn’t make it.
いいところまでいったんだけど、ダメだったんだよ(*1 ) 。
Eleanor: Wow, all those amazing people down there, it just seems so hard to believe.
うわ、そんな素晴らしい人たちがみんな下へ行くなんて、ちょっと信じられない
Michael: Again, it’s an incredibly selective system. Most people don’t make it here. But you, a lawyer who get innocent people off death row, you’re special, Elenor. And by the way, welcome to your new home.
繰り返しになるけど、信じられないほど人を選ぶシステムなんだ (*1-1-9) 。ほとんどの人はここへは来られないよ(*1 ) 。でもね、あなたは無実の人々を死刑囚の監房から出してあげる弁護士だったでしょ、あなたは特別だよ、エレノア。さてところで、ここがあなたの新しい家だよ。
Michael: Oh, it’s perfect, isn’t it? You see, in The Good Place, every person gets to live in a home that perfectly matches his or her true essence.
パーフェクトでしょ?ほらね、グッドプレイスではどの人も、その人の本質に完璧に合う家に住めるんだ(*2 ) 。
Eleanor: Cool. So, I guess that’s why my house, for example, is this adorable little cottage, whereas other people might have homes that are bigger, like that one.
そうなんだ (*1-1-1) 。だから、例えば、私の家はこんなかわいらしい小さなおうちなのに、他の人はもっと大きな家かもしれないのね、あんなふうに。
Michael: Exactly. Oh, I’m so happy you get it.
その通り。分かってもらえてすごく嬉しいよ(*3 ) 。
[出典: NBC]
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1-1-7. 日本語訳についての補足など
1. make it の意味
macmillan dictionary に載っていた意味はこんなでした。私はアメリカへ来てから、この make it という表現を知りました。意外と目にします。
1. to succeed in a particular activity
2. to manage to arrive on time
3. to be able to be present at a particular event
4. to not die as a result of an illness or accident
”1. 何か特定の活動で成功する
2. なんとか時間通りに着く
3. 何か特定のイベントに行くことができる
4. 病気や事故で亡くならない”
それぞれの例文です。
She made it in films when she was still a teenager.
”彼女はまだティーンエイジャーだったときに、映画の世界で成功した”
We just made it in time for the wedding.
”結婚式になんとか時間通り間に合った”
I can’t make it on Friday.
”金曜は行けないなぁ”
Given his injuries, we didn't expect him to make it.
”彼の怪我を考えると、私たちは彼が生きられると思わなかった”
*最後の例文は Cambridge Dictionary より
どの意味もよく目にすると思ったので、4つとも書いておきました。
2. get to について
to have an opportunity to do something
”何かをする機会がある”
例文です。
I never get to see her now that she’s moved to California.
”彼女がカリフォルニアへ引っ越したから、今は会う機会が全然ないよ”
こんな意味も書かれていました。
to begin to do or be
”し始める、なり始める”
こんな例文が載っていました。
You’re getting to be just like your mother.
”お母さんそっくりになってきたね ”
3. get it とは
DICTIONARY.COM より、
Understand something
”何かを理解する”
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今日の小ネタ集
2人が歩くと道のお花が咲いていく
バッドプレイスに行った人って、どんな人がいるの?そんな話を、道を歩きながらエレノアとマイケルがしているとき。
2人が歩く道に沿って、だんだんお花が咲いていくんですよね。
![]() |
CREDIT: NBC |
「グッドプレイス」っぽい演出がされているなぁと思いました。
END SLAVERYの評価は高いのがここにつながった?
TGP(The Good Place)1-1-5で出てきた、行く死後の世界を分けることになる点数での評価制度。
セリフはなくて画面に文字で出てくるだけでしたが、「END SLAVERY」はすごく高いプラスの点数で、緑色で書かれていました。
![]() |
CREDIT: NBC |
だからリンカーンはグッドプレイスに行けた、ということなのかな?と受け取りました。
ちなみに名前が出てきた人たちは何年生まれ?
例として出てくる人たち、一体いつの時代の人たちかな、とちょっと気になったので、調べてみました。
Mozart /モーツァルト:1756年 - 1791年
Picasso /ピカソ:1881年 - 1973年
Elvis /エルヴィス:1935年 - 1977年
Lincoln /リンカーン:1809年 - 1865年
Florence Nightingale /ナイチンゲール:1820年 - 1910年
ウィキペディアによると、ナイチンゲールって、
イギリスでは、ナイチンゲールを統計学の先駆者としている。
なのだそうです。
知らなかった
まとめ
エレノアとマイケルが歩いている道のお花が、次々に咲いていくシーン。
初めて見たときには、全然気がつきませんでした。
何度見ても見落とすところはたくさんありそうですが、ネットで調べたりしながら、できる範囲で回収できたらいいなと思います。
次回は、エレノアのお家の中のシーンになります。ここも、小ネタがあるところ。書くのが楽しみです。