日本にいた頃、こんな理由から、何度かTOEICを受けました。
・英語力を図る基準として認識されている
・ある程度の点数があれば、履歴書に書ける
当時、幸いにも、それなりの高得点を取ることができたんです。おかげで、

高得点を持っていてよかったなー
と思えたことがいくつかありました。この記事では、当時の私が感じた、TOEIC高得点を取ったメリットについて書いています。
*その頃の点数は、850くらいでした
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メリット1.30歳、レールから外れていたのに就職できた
私は20代半ばに学校を卒業しました。その時点で、世間一般的なレールから外れているのに。さらに、ちゃんと英語を勉強して、アメリカへ留学したいと考えるようになりました。そこで、卒業後に選んだのは、派遣社員の道。長く勤めるつもりがないのに、面接でどう受け答えしたらいいのか分からない、と思ったのが一つ。また、派遣の方が自由な時間が持ちやすいだろう、と考えた結果、選びました。
ですがその後、30歳を目前にしたとき、これはもう留学はないな。となりまして。おまけに、気になる言葉を言われたこともあって。
『一度ちゃんと正社員になってみよう』
就職活動を始めました。実は、派遣社員の経験しかない上に、少しの間渡米していて職歴的に空白の時間もありました。それでも最終的には、とある外資系企業に就職することが出来たのです。
レールをはみ出した人生を送っていた私が、
日本で、30歳にもなって、正社員として、就職できたなんて。
他の、面接まで進ませてもらったどの企業でも、TOEICを評価していただけました。その頃の点数が850。今振り返ってみても、この点数がなければ、私の人生は全然違ったものになっていただろう、と思います。取っておいて、本当に良かったです。
メリット2.単純に、いただけるお給料が増えた
派遣社員時代に比べて、正社員になるとお給料が増えました。正社員になるとやっぱり、月給やボーナスの額が全然違います。おまけに外資系だったこともあって、それなりにお給料はもらえていたんじゃないかなと、いま振り返ってみて感じます。
正直、お金のためだけに仕事をしているわけではない、と思うタイプで、だからこそ、派遣でもお給料に不満なく働いていました。
だけど、正社員になったおかげで、お給料が増えると出来ることの幅が広がるんだ、ということも身をもって知りました。例えば、日々の生活の食材や雑貨などの買い物でも、選択肢が広がります。多少のまとまった金額でも、ちゃんと目的さえあれば、特に躊躇せず払おうと思えるようにもなりました。
今は、派遣、正社員、パートを経て、お金では得られないものもある、とも実感するようになりました。でも、お金は大事なことに変わりはないので。お給料がもらえるのであれば、金額は多いに越したことはないですよね(ただし、自分に無理のない範囲で、という条件をつけたいけれど)。そんなとき、TOEICの高得点は武器になりうると、自分の経験から思っています。
今は、節約必須の、ただの主婦をしています
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メリット3.仕事の幅も、人間関係も広がった
就職した会社での仕事は、派遣社員時代の仕事と、ざっくり言えば同じような業種でした。なので、仕事の内容は全く違うということもなかったです。ですが、それにプラスして、英語を使うことが増えました。英語で資料や書類を作ったり、海外の人たちとやりとりしたり。
入った会社にもよると思いますが、特に、高得点者がそれほどいない場合。この人は英語ができるんだ、と思ってもらえる機会が増えます。そして、英語を使う仕事を回してもらえたり、自分のアピールポイントにすることが出来るんじゃないかな、と思います。
やりがいという意味でも、仕事の幅が広がるというのは、うれしいものです。
また、海外からのお客さんが来た時に、街を案内したり、食事をご一緒したり。他にも、外国人の同僚たちの食事会に声をかけてもらったりして、人との繋がりが広がりました。
他部署の上の立場の外国人など、仕事上、直接関わることがないような方でも、私が英語を少し話せると知って、話しかけてくれる人もいました。それで、ときどき、ちょっとした雑談をするようになって。普通ならあまり接する機会がない人と会話が出来た、というのも、いい経験だったと思います。
メリット4.海外旅行も大丈夫!と思えた
TOEICでそこそこの点数が取れるようになってからは、海外旅行へ行っても、なんとかなるんじゃないかと思うようになりました。
全く英語の勉強をしていなかった頃は、海外旅行しても、話せる友人に任せっきりでした。話さざるを得なかったときに、口から出てくる英語が、めちゃくちゃだったのを鮮明に覚えています!三単現のsを自分につけて、あれ?違う違う!ってなってしまったり。
高得点を取れるようになってからは、海外一人旅もしてみました。小心者の私にとって、何かあってもどうにかなるだろう、と思えたのは大きかったです。
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一人旅も楽しかったです |
飛行機に乗って、現地に着いて、ホテルへ向かって、観光して、食事して。ひとり旅で実際に会話する機会といえば、こんな程度でした。
- 道を聞いて教えてもらったり
- 食事を注文したり
- 宿泊先や街中で話しかけてくる人と、挨拶や簡単な会話をしたり
この程度だったら、意外と不自由しませんでした。あるホテルのドアマンが、びっくりするくらいのイケメンだったのは忘れられません!
あ、でもそういえば。ファストフードのお店で、ポテトを頼んだら、ジャガイモの塊が出て来たことがありました。日本でいうポテト、普通に出てくる棒状のものは、フレンチフライって言うんですよね。当時は知らなくて。やっちゃったなーという思い出はそれくらいでしょうか。
ありがたいことにトラブルに巻き込まれなかったこともあり、難なく海外一人旅を終えることが出来ました。
メリット5.TOEICではアウトプットが弱い、こともなかった
「TOEICの点数が高いからといって、話せるわけではない」というのは、イエスでもありノーでもある。と、今はそう思っています。
でも、当時は特に、TOEIC の勉強ではアウトプットが弱い、とは感じませんでした。つまり、日本にいた頃、英語でコミュニケーションをとるのに困った、という状況に陥った記憶は特にないです。
例えば、メールでどうやって書けばいいのかな、って思ったときは、すぐにネットで調べられますしね。話している時に何ていうか分からない、というときは、違う言い方を考えて伝えてみたり。会話なので、向こうの人もguess しようとしてくれますし。
きっとそんなふうにしていたとは思うのですが、’あーどうにもならない!’ という状況には、特になりませんでした。
メリット6.英語に自信が持てた
アメリカから出張で来ていた人が、「休み中こんなことがあってね、あんなことがあってね」と話してくれていたとき。周りがポカンとしているようなところで、一緒に笑えたことがあって。そういうのも自信につながったし、そのときに使われていた単語を、今でも印象深く覚えています。
仕事上も、特に不便と思ったことはなくて。もちろん仕事にもよると思うのですが、私が働いていた会社では、十分でした。上で書いたように、海外旅行も、なんとかなったし。
実際のところ、日本にいた頃は、850以上の点数は取れなかったのですが。それでも、日本で英語を使っていた頃が、英語に一番自信を持てていたと思います。
英語ってTOEICで満点を取ってからがスタート、みたいな言葉も目にしたことはありましたが、自分もそれなりにはできると思っていたから、ピンとこなかったというか。
今となっては、そういう人の話を真剣に読むべきだったと思ってますが
自信があるというのはメリットでもあり、デメリットでもあると思います。とは言ってもやっぱり、自信を持っているのに越したことはないんじゃないかな。
さいごに
そんなわけで、TOEICが850くらいだった頃、高得点を取って良かったと感じたメリット6つを挙げてみました。TOEICの勉強を頑張ったらどんなメリットがあるか、一つの参考にしてもらえたらいいなと思います。
そして、”私も英語に取り組んでみよう” と思った方には、ぜひがんばってほしいです。若い人はもちろん、どんな人も。きっと英語ができるようになればなるほど、広がる世界も大きいんじゃないかなって思ってます。
少しでも役立てる情報が発信できたら、すごくうれしいな。と思うと同時に、私もまだまだなので、少しでも上へ行けるように、がんばりたいです。
最後まで読んでくださってありがとうございました。